2023年7月29日土曜日

ユキフクロウとの冒険

 

Crystal Doyle(アメリカ)

 

地元の猛禽類専門家で友人のデビッドは、ニューヨーク州ロチェスター近郊で25年間、猛禽類の捕獲、バンドリング(識別するためにバンドを付ける事)、放鳥を行ってきました。彼は特に、鮮やかな黄色の目を持ち、剛毛の羽毛に覆われたくちばしを持つ、驚くほど美しい白いフクロウであるユキフクロウの追跡調査や研究を支援することに関心を持っています。

ユキフクロウは北米に生息するフクロウの中で最も重く、大きいフクロウのひとつです。北極圏を繁殖地としていますが、若いユキフクロウはカナダやアメリカ北部へと南下します。北極圏の気候の変化により、その数は減少していると考えられています。

ある極寒の冬の日、デビッドはロチェスターの南30マイルにいる何羽かのユキフクロウの状態を確認するため、私を誘いました。ユキフクロウは、餌となる小さな哺乳類や鳥類を見つけやすい、農耕地のような広い場所を好みます。電柱の上に止まっていることもありますが、白い雪の塊やトウモロコシの株の横にじっと座っている姿を見つけるのは難しいのです。

 


冒険の旅へ

気温は華氏12度、摂氏マイナス11度と氷点下でした。分厚いブーツと手袋の中まで寒さが染み込んできましたが、南へ車を走らせると太陽は明るく照りつけます。約25分後、デビッドはフクロウを見つけました。

デビッドは白いトラックを近くの農家の車道に止め、ドアをノックしました。子供たちを後ろに引き連れた中年の女性がドアを開けました。デビッドはこれからユキフクロウに何をするのかを説明し、そして許可証を持っていることを話しました。

私たちが話している間、農場の大きな納屋の上部の窓から鳩が舞い降りてきました。「そうそう、あのフクロウはよく見かけるよ。フクロウは好きなだけハトを獲ったらいいさ!」と一人の男の子が言いました。そして、皆は、その男の子の言葉に対して、笑いました。

私たちが農家を出た後、デビッドは人道的なフクロウ・トラップ(フクロウの罠)を仕掛けました。それは、鳥を傷つけたり、ストレスを加えることなく、フクロウを捕獲するように作られた装置です。彼は私にこう指示しました: 「質問しない、邪魔しない」と。私は静かに体を小さくしていなければならないと思いました。

猛禽類の捕獲に同行するのは初めてのことで、私はわくわくしていました。私は以前から猛禽類、特にフクロウに強い興味を持っており、将来は(7年間の訓練期間を経て)研究のために猛禽類の捕獲と放鳥を手伝いたいと思っていました。

今日の経験は、私の人生の極めつけの体験のひとつとなるでしょう。

 

3羽のユキフクロウ 

その日最初のユキフクロウは、5分もしないうちに罠のすぐそばまで飛んできました。デビッドは彼に 「イージー 」というニック・ネームをつけました。

デビッドがフクロウ11羽にするように、私たちもイージーの体重を測定しました。フクロウは通常、メスのほうがやや大きく、オスのほうが白いのです。この日捕まえた3羽はすべてオスで、驚くほど白く、きれいな姿をしていました。

私はデビッドがイージーの重さを量るのを静かに手伝い、それからDNA検査と水銀やその他の汚染物質のチェックのためにラボ(研究所)に送る羽毛を23枚取り除きました。研究者がデータを比較できるように、私たちはフクロウの翼と尾を計測し、写真を撮りました。私たちは片足にバンドをつけ、そのバンドの番号を日誌に記録しました。

その後、デビッドから驚くべき申し出がありました。私たちが最初に捕獲したフクロウを、私が抱えて、放してみないか、というのです!

私は指示されたとおり、慎重にフクロウの脚に手を回しました。大きな爪が出ていましたが、フクロウは落ち着いていました。こうして抱えられると、フクロウはおとなしくなるのです。フクロウが逃げようとせず、私をつつかなかったのには驚きました。完全に静止し、威厳と静謐な美しさを醸し出していました。

私は毛むくじゃらの大きな足をしっかりと、しかし優しく掴みながら、HU(ヒュー)を優しく唱え、イージーを安心させるように話しかけました。「傷つけないよ」と私は言いました。私はイージーを放すと、イージーは真っ青な空へと羽ばたいていきました。

午後遅くなって、私たちは2羽目のフクロウを捕まえ、バンドをつけると、私はそれも放しました。少し勇気が湧いてきた私は、ウサギの毛皮のように柔らかな、フクロウの白く輝く胸毛を少し撫でてみました。私は2羽目のフクロウに言いました。あなたはソウル(魂)。あなたは神の子。あなたは永遠です。ソウル(魂)が存在するのは、神がソウル(魂)を愛しているから。デビッドは、フクロウたちが私と一緒にいるととても穏やかになると言いました。



フーディーニを待つ

その日最後の場所へ車を走らせると、太陽が丘に沈んでいきました。デビッドはフーディーニというニック・ネームをつけた、特定のフクロウを探していました。デビッドは過去に2度このフクロウの捕獲を試みたのですが、2度ともフーディーニはバンドを付けられることなく逃げてしまったのです。デビッドが 「あそこにいる!」とささやいた時、あたりはすっかり暗くなっていました。

彼は畑と森が両脇にあり、遠くに農場が見える場所に車を停めました。そして車を降り、罠を仕掛けました。私たちはトラックに座り、双眼鏡で目を凝らしました。デビッドがエンジンを切ると、気温はさらに下がりました。

私は、この生き物がいかに不毛で人を寄せ付けない土地に住んでいるかを考えました。夜の白い幻のようなユキフクロウは、北極圏の厳しい環境に完璧に馴染んでいます。私は自然の生息地が変化していくことを急に悲しく思いましたが、ユキフクロウが適応して生き残ることに希望を託しました。

私たちはフーディーニが現れるのを1時間待ちました。そしてついに、ちょっとユーモラスなことに、彼は優雅にトラップまで飛ぶのではなく、飛び跳ねてきました。私たちは彼を捕まえました!彼は私たちに捕まったことにかなり苛立っており、大きな音を立ててくちばしを何度も鳴らしました。

私たちはすべての計測とバンディングを終えました。フーディーニを空に返す時、デビッドは私に彼を解放させてくれました。 

フーディーニは私が抱くと落ち着きました。他のフクロウたちと同じように、私はHU(ヒュー)を唱え、彼にささやきました。そして私は「行く準備はできた?」と尋ねました。私は心と思考を開き、彼の答えに耳を傾けました。彼は私の方を向き、口笛を一吹きしました。

他のすべてが消え去り、この信じられないような生き物と私だけが存在しているように思えました。私がフーディーニをソウル(魂)として見ただけでなく、彼も私をソウル(魂)として見たのです。この内なるコミュニケーションに感動し、私の顔を涙が流れ落ちました。

数秒後、私はフーディーニを両手で持ち上げ、鳥を空中に押し上げました。彼は白い翼を70センチに広げ、静かに夜の中に飛び去って行きました。



スピリチュアルな自由

その後、ユキフクロウたちとの一日を振り返りながら、私はエッカンカーでの私のスピリチュアル・ガイドであるマハンタが、フクロウたちを解放する前に私がフクロウたちに伝えていた真実を、静かに私に囁いてくれていることに気づきました。:あなたはソウル(魂)であり、永遠の存在です。あなたはスピリチュアルな自由を有しています。

私自身の自由への羽ばたきを体験するには、エッカンカーで学んだスピリチュアル・エクササイズを実践し、毎日HU(ヒュー)を歌うとき、ただ耳を傾けることを忘れないようにするだけでいいのです。それは、より大きな幸福、より広い視野、そして光と音の無限の存在としての自分自身をより深く認識する自由なのです。

ユキフクロウを鳥としてだけでなく、知性的な意識を持つスピリチュアルな存在として見ることができたことに感謝しています。私はおそらく彼らに、異種間コミュニケーション、ソウル(魂)の永遠の本質への気づき、そして愛を体験させることができたのかもしれません。私の心は、雪のような翼の柔らかな感触をいつまでも忘れないでしょう。



英語版: Adventure with a Snowy Owl

2023年6月24日土曜日

そり犬とともに過去世を解放する

 M. Jane Hocking(アメリカ)     


私たちがまだ若く、アラスカに住んでいたとき、夫と私はそり犬を飼っていました。夫はレースにも出場していましたが、私はチームの運営を楽しむことはできませんでした。美しい景色と犬の仲間がいれば、マッシングという犬ぞりレースは喜びを与えてくれるはずなのに、心の底には、恐れの気持ちのようなものがつかえていました。しかし、私は子犬を育て、先導犬を訓練し、古い道を見つけて整備することが好きだったので、そりに関わる仕事に集中していました。 

私の先導犬のディジーは、私たちが育てた最後の子犬の1頭として生まれました。生まれたときから、私たちは特別な絆で結ばれていました。そのディジーが、まだ若いのに、突然走らなくなったのです。普通のそり犬は、ハーネスやそりを見ると大喜びするのですが、ディジーはハウスの上で銅像のように座り、私から顔をそむけました。物理的な理由は見つからず、ただ引退を宣言したのです。私もチームを走らせることが少なくなり、そして私も引退しました。



ある日、私はコンテンプレーション(スピリチュアルな観想)を行っている時に、自分が高い丘の上を歩いているのを見ました。頂上についた時に古い恐怖感を覚え、その理由を自問自答しました。

すると一瞬にして、丘の上の景色から、100年から200年前の晩冬の日差しが降り注ぐ白樺の森に場面が移りました。その当時の私は、カナダやアメリカ北部に住む先住民やメティス(先住民族とヨーロッパ人の血を引く人)でした。私は、冬に獲った毛皮を売るために、犬チームを率いて交易所に向かっていました。コンテンプレーション(スピリチュアルな観想)の中で内なる声が、私は犬と毛皮のために殺されるのだと告げました。その声は、私の遺体が埋葬されるオンタリオ州の農場の名前も教えてくれたのです。そり犬チームを走らせるのが怖いと思う気持ちは、これで納得がいきました!今生で犬ぞりを走らせるたびに、私は無意識のうちに、過去世での死へのアプローチを再び体験していたのです。

私は、過去世から引き続き持っていた荷物を手放す事に決め、そりに恐怖心を積んで、最後の一走りを行う為に私の昔からいる犬たちをつなぎました。私たちは、短い周回コースを走り、折り返し地点で前世の記憶を捨てるのです。




私はハーネスを集め、犬たちのところへ運びました。驚いたことに、ディジーは他の犬たちと一緒に飛び跳ね、喜びの声を上げていました。私は本能的に、あの時ディジーが私を守ろうとして死んでいったことを知りました。明らかに彼女も、過去を手放す必要があったのです。

あの日と同じように、この日も晩冬の日差しが明るい日でした。ディジーと私は、その象徴的な走りの中で、あの過去世の残滓を捨て、軽やかな心で「今」の自由へと戻ってきました。


 

スピリチュアルな観想の種

ハロルド・クレンプ著「Past Lives, Dreams, and Soul Travel(過去世、夢、魂の旅)」の一節を読んで、この物語に込められたスピリチュアルなメッセージについて考えてみてください:  

過去世に関する学びのヒント

過去世の夢を呼び覚ますには、人や物の好き嫌いのリストを作ってみて下さい。また、ある国や地域、歴史上の時代などに特別な魅力を感じている場合もメモしてください。そのような興味には理由があるのです。

そして、夢に意識を向けましょう。



英語版: Releasing the Past with My Sled Dog

 


2023年5月27日土曜日

自分らしくあるために

 Benny Callaghan(アメリカ)


私が子供の頃、我が家にはネルソンという犬がいました。スタンダードな長毛のダックスフンドで、真っ黒な毛並みにゴールデン・キャラメルの下腹部が特徴でした。美しく、愛されていました。 

私たちが親しみを込めて「ネロ」と呼んでいたネルソンは、かつてショー・ドッグとして活躍していましたが、鼻に気づかないほどのコブができたため、そのキャリアを断たれました。その結果、私たち家族の友人であり、先生であるという新たな使命が生まれました。

私は昔からダックスフンドが大好きでした。ダックスフンドの体は、家庭で生活する犬としては最も特殊で、実用的ではありません。しかし、彼らは私たち人間が見ている不器用さや限界に気づかず、うまく立ち回っているようです。



ネルソンはかなりのスピードで走り、人の膝の上に飛び乗ることができましたが、私はいつも彼が長い玄関の階段を駆け上がったり降りたりする様子をとてもユーモラスに感じていました。小さな足と長い体を横にしてカニ歩きするように跳ねたり、階段全体を正面から飛び越えて早く下に着こうとしたりしました。

私は、ある魂がダックスフンドに生まれ変わることを選択する瞬間について、考えてみました。来世の体を見て、「これは面白い」と思うのでしょうか?それとも、もっと必要に応じた受諾なのでしょうか?「この人間に彼自身を知る為に教えるのに、必要なことならOKだよ」と。

ネルソンと私

子供の頃の私は、ダックスフンドと大差ない体型でした。背は高くなく(長くもなく)、痩せていて、ネルソンとは違って、自分の体が不恰好だと感じていました。スポーツも全くできず、同級生の体力についていけませんでした。学校では、他の男子生徒からさまざまな難題を突きつけられてもいました。そのため、私は自分の体を限界という視点から見ていたのです。

しかし、ネルソンとのある出来事が、私に強烈な教訓を与えてくれました。

私たち兄弟は、郊外にある近所の数ブロックにまたがって新聞配達をしていました。ある家には、3頭の大型で怖い犬がいました。2頭のジャーマン・シェパードと、1頭の恐れを知らないピッグ・ドッグ(野生の豚を狩るために飼育された犬)で、強いロットワイラーと非常に大きな他の犬種との雑種です。兄と私は交代で新聞配達をしていたので、あの家の犬たちとは二週間に一度しか顔を合わせないことになっていました。

新聞社は、新聞をフェンス越しに庭に投げ込まず、家のポストに直接配達することにこだわっていました。その恐ろしい家では、郵便受けは犬の柵に固定されていました。犬たちが柵にのしかかって吠えたりヨダレを垂らしたりしている間、私は恐る恐る小さな腕を前に伸ばして新聞を郵便受けに押し込むのです。

もちろん、犬たちは決して凶暴ではなかったのでしょう。私の恐怖心が、犬が「この子を食べてやる」と思っているイメージを作り上げていたのです。

クリスマスを控えたある日、私がこの家に新聞を配達することになりました。フェンスに近づくと、門が開けっ放しになっているのを発見しました。気がつくと、私は3頭の犬を尻目に全力疾走で家に向かって走っていました。

もうダメかと思ったその時、庭からネルソン(身長20センチほど)が出てきたのです。ネルソンは、あの犬たちに「この子に手を出すなら、まず、俺が相手だ」と言う気満々でした。犬たちは私に食らいついてきました。しかし、私が気づく前に、犬たちは気まずそうにネルソンに追いかけられ、鳴きながら家に帰っていきました。

そして、ネルソンは何事もなかったかのように、私のそばを堂々と歩いて帰ってきました。

ネルソンの例

ネルソンがまるで兄弟のように私を守ってくれたということだけでなく、その出来事には何か心に残るものがありました。それは、ネルソンが自分の限界に気づいていないということでした。彼は、一番小さい犬の3分の1の大きさにもかかわらず、他の3頭の犬よりも大きくて強いかのように振る舞ったのです。ネルソンには恐怖心がなく、ただ勇気がありました。

追いかけられることは、私にとって初めてではありませんでした。そして、ネルソンは私が困難な状況に陥った時に私を元気づける為に吠えたのではありません。あの日、ネルソンは大きな犬たちと一緒に、自分らしくある、という事を教えてくれたのです。肉体の限界は、魂が内なる力を発揮するためのチャンスに過ぎないということを教えてくれたのです。

30年経った今でも、幼い頃のペットが私に教え、私に何ができるかを思い出させてくれるなんて、信じられないことです。動物の愛に限界はありません。私たち人間にも同じことが言えるのかもしれません。




英語版: Being Comfortable in Your Own Fur (Or Skin)




 

2023年4月30日日曜日

犬派と猫派

Linda Wilken アメリカ)

 

私は最初から猫派だったのです。私はこの人生において、猫と完全に関わり合い、猫を愛するようになったのです。犬が嫌いだったわけではなく、猫の世界に深く、そして完全に馴染んでいたのです。それに対して、犬は好きだけど、まったく別の惑星から来たような感じでした。 

そんな時、私はあることに気がつきました。

長い一日の終わりに、空港の交通機関でホテルまでの送迎を待っていたときのことでした。私の目の前で1台のバンがスピードを落とし、ゆっくりと通過して2台分ほど離れた縁石に駐車しました。私の乗る車ではなかったのですが、なぜか私の目に留まったのです。停車するやいなや、数人が飛び降りてきて、車の後部に集まりました。後ろのドアを開けると、興奮した犬たちが次々とコンクリートの上に飛び出し、バンの人たちとペアを組みました。

犬たちの特徴のあるベストは、サービス・アニマル(介助動物)であることを示していました。この犬たちは、訓練を終えたばかりで、全国各地に手渡されるのだろうと思いました。介助犬に出会ったことはありますが、集団でいるのに出会ったのは初めてでした。不思議なことに、時間が止まったように感じられ、彼らの深い使命と目的に突然、心を打たれました。

前触れもなく、私の心は大きく揺れ動き、涙が頬をつたっていきました。この犬たち、つまりこの貴重なソウル達(魂たち)は、困っている他のソウル達(魂たち)のために、自らの意思で一生を捧げているのだ、と気づいたのです。しかも、人間に対して。なんという慈悲深さなのでしょう!なぜだかよくわからないまま、私はホテルまでずっと静かに泣いていました。それ以来、活動中の介助犬に出会うたびに、私は内心、介助犬一頭一頭に「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、彼らの無私の奉仕に感謝するようになりました。

 




スピリチュアルな観想の種

ハロルド・クレンプ著『Animals are Soul Too!』の一節に思いを巡らせながら、この物語に込められたスピリチュアルなメッセージに思いを馳せてみませんか:

猫と犬

猫には自由が必要です。それを知っていて、自由を要求するのです。自己中心的で、多くの意見を持っている猫は、ある方法で物事を楽しみます。家庭を切り盛りするのが好きなのです。. . .

精神的な面では、もしあなたがお手本を持ちたいと思い、他人や師に頼りたくないのであれば、犬を見習いなさい。犬は一般的に、人生と良い関係を持っています。

犬は共に働く仲間です。彼らは、「何かご用ですか?スリッパを持ってくる?新聞はいらないの?どれでも取ってくるよ 」と言ってくれます。

犬は、私たちがエッカンカーで目指しているものに近いのです。

人はいつか、すべての経験を積んで神と共に働く者になるのです。犬はもうそこにいるのです。

犬と猫の違いについては、少し皮肉めいた表現をしています。しかし、私が言いたいことはとてもシンプルです: 動物も魂なのです。猫や犬など、あらゆる種類のペットは、あなたや私と同じように、魂の具現化なのです。

それぞれが個性的であり、それぞれが神聖な愛のための媒体や道具として機能することができるのです。

 

英語版: Dog People and Cat People


 

2023年4月15日土曜日

スイート・ポテト・マンと私の犬

Allen Anderson, アメリカ 


私は、広いスーパーのレジに並んで、大きなサツマイモの袋を5つベルト・コンベアーに乗せました。笑顔の素敵な熟年のレジ係(彼女をステイシーと呼ぶことにします)が、「リーフのごはんね」と意気込んで言いました。

驚いて、私は顔を上げました。ステイシーの列に並んだことは何度かありましたが、私が普段、毎週買っているサツマイモのレジを打ってくれる人は別のレジ係でした。それに、私は愛犬のコッカー・スパニエルの名前など言った覚えはありませんでした。

ステイシーは熱っぽく話してくれました。「時々、休憩室でスイート・ポテト・マンのことを話すのよ。」「毎週、サツマイモをたくさん買って、愛犬のための特別食を作っている人がいるってね。レジ係の 1 人が、スタッフ・ミーティングで、その犬はリーフっていうことも、教えてくれたわ」。

私の買い物、ましてや犬の名前を覚えてくれている人がいるなんて、とても驚きました。以前、レジの人が 「あなたは、本当にサツマイモが大好きなんですね」とか 「サツマイモのパイを作ってるんですか?」とか 「パーテイーを開くんですか? とか聞かれました。

私は、「愛犬のために手料理を作っています。膵臓炎なんです」と答えました。これがきっかけで、そのレジ係の人のペットの話を聞くこともよくありました。

私は、他のレジ係の人に愛犬リーフの名前を言ったことに気づきました。「凄いですね!毎週、たくさんの人が並んでいるのに、よく覚えてますね。」とステイシーに言いました。

ステイシーは、自分の持ち場を覆うサツマイモの袋に目をやりながら、「あなたのことは忘れられないの」と答えました。

リーフのスペシャルレシピ

私たちは、1歳ぐらいのリーフを動物保護施設から迎えました。捨てられて、虐待を受けていたのですが、健康状態は良好でした。しかし、7歳のときに膵臓炎で危険な状態になり、動物病院での緊急治療を何度も受けました。数年後には、処方されたドッグ・フードも食べられなくなりました。私たちは深刻な問題に直面していました。彼の命を救うために、私たちは解決策を見つけなければなりませんでした。

妻のリンダと私はエキストです。マハンタという霊的な師がいて、内面的に問題の解決策を見つける手助けをしてくれるという恵まれた環境に感謝しています。私たちは、自分たちや世話をするペット達がより良い生活を送るために、創造性を発揮する方法を学びました。

リーフの病状を知った後、リンダと私はそれぞれコンテンプレーション(スピリチュアルな観想)に入り、スピリチュアル・エクササイズを使ってリーフの健康に注意を向けました。私たちは、すべての生命の中にある愛に心を開く神聖なマントラである「HU(ヒュー)」を歌いました。リーフを膝に乗せながら過ごすコンテンプレーションの時間は、彼と私がお互いに抱いている愛も含めて、愛をより豊かに表現するための鍵なのです。また、スピリチュアル・エクササイズをする静かな時間は、リーフがより健康になるためにはどうしたらいいかなど、問題に対する現実的な解決策を見出すこともできます。

スピリチュアル・エクササイズでは、リーフの痛みを軽減する方法がすぐにはわかりませんでしたが、私たちの内なる導きは、リーフを再び獣医師のもとに連れて行き、さらに相談することでした。獣医師が動物栄養士に連絡を取ってくれたので、私たちはほっとしました。動物栄養士は、リーフの犬種や体重、病状に合わせたレシピを考案してくれました。食べられないものばかりで選択肢が狭くなっていましたが、処方されたミネラルを混ぜた人間用の食物へと広がりました。

私たちは、この小さな犬の生活の質を向上させ、長生きさせるための道を歩んでいたのです。



愛に満ちた作業

リーフは、どのレシピが好きなのか、すぐに教えてくれました。その中に、インゲン豆を使ったレシピがありました。フード・ボウルの横には、インゲン豆が山積みになっていました。リーフはインゲン豆をひとつひとつ丁寧に取り除いて、残りの材料だけを食べていました。しかし、サツマイモがたくさん入っている料理は、ガツガツと食べていました。

毎週末のサツマイモ選びの作業が、私に喜びを与えてくれるとは、誰が想像できたでしょうか。スーパーの入り口付近に山積みされたサツマイモの中から、「これだ!」と思うものを10個ずつ、5つの袋に丁寧に入れました。一つひとつの芋を吟味しながら、これはリーフのためにあるのだと、静かな幸せを味わいました。

他のお客さんも、私のやり方やカートの中のサツマイモの袋に気づいてくれました。 私の喜びを察してか、不思議そうに「どうしてこんなにたくさん買ったの?」と尋ねました。私は喜んで、そのことを簡単に伝えると、いつも笑顔と明るい目で迎えてくれました。リーフの話を聞いて、多くの人が嬉しそうな顔をしました。きっと、大切な動物のことを思ってのことかもしれません。

毎週末にリーフのサツマイモを買うと、私はきれいに洗って皮をむき、刻んで調理し、一口大に切ったものをレシピに混ぜ込みました。そして、リンダと私はそれを21回分に分けました。1週間分を容器に入れ、冷凍庫と冷蔵庫で保管しました。

リーフの餌を買ってきて作るのは、手間と時間のかかるプロセスでしたが、私の作業を監督してくれるリーフの集中力に苦労が報われました。 リーフは、私がサツマイモのかけらを床に落とすことを期待して、私の隣にしゃがみ込んだのです。私は、期待に応えました。私たちの生活にたくさんの愛をもたらしてくれている小さな仲間のために、細心の注意を払って準備をしました。

毎日同じような3食の食事でも、彼は夢中で食べていました。こんなにおいしいものは食べたことがないというように。この犬にとっては、毎日が新しい一日なのです。今を生きる魂の幸せを体現しているのです。

スイート・ポテトの供給

食料品店の従業員が私のことをスイート・ポテト・マンという愛称で呼び、リーフと私のことがスタッフの話題になっていることをステイシーが教えてくれたとき、私は「他の店には少量の、小さなイモしかないんです。この店はたくさん仕入れられるし、サツマイモも大きいから、皮をむくのが楽なのですよね 」と話しました。



ステイシーは、カウンター越しに身を乗り出し、「在庫を管理している人たちが、毎週末に大きなスイート・ポテトを新鮮な状態で用意してくれているのよ 」とささやきました。

スーパーや家庭でのリーフのサツマイモの経験から、リーフのサツマイモを通してスピリチュアルな価値を知ることができました。エッカンカーで学んだスピリチュアル・エクササイズを通して、私は私たちの犬の生存のための解決策を見つけるように導かれていたのです。リーフと私は、人生の浮き沈みを共に乗り越え、お互いに助け合う同志です。リーフが必要とするものは、私たちの相互の愛と尊敬の上に成り立っているのです。私たちの愛は、私が出会ったお客さんや、店の従業員をも巻き込んで広がっていきました。私たちはリーフの健康を維持しながらも、それ以上に多くのことを共有してきました。

リーフ、私たちは精神的な仲間として、いつもお互いを支え合っているね。

リーフ、この食料品店は君を支えているよ。

リーフ、マハンタは君を支えているよ。

 

 コンテンプレーション(スピリチュアルな観想)の種

あなたと動物との愛から、連鎖反応に気づくことがありますか?あなたたちの関係のスピリチュアルな絆は、あなたが行く先々で愛を広めていますか?

 

英語版: Sweet-Potato Man and His Dog