2023年3月17日金曜日

愛猫トミーから愛を学ぶ

 Anna Finch(アメリカ)

 

私が2009年にバージニア州に戻ったとき、父はトミーを迎え入れました。その猫は、健康上の問題をたくさん抱えていました。彼は農場で育てられ、薬での治療が必要でした。

私はずっと猫アレルギーがありました。私は猫が大好きなので、つらいことでした。猫と一緒にいるためには、薬を飲まなければならなかったのです。

トミーと私はすぐに仲良くなりましたが、私の喘息とアレルギーのため、長時間一緒にいることはできませんでした。手を洗わなければならないし、私が眠っている間、呼吸ができるように、彼を部屋に入れないようにしなければなりませんでした。でも、私たちはお互いに深く愛し合っていました。私が遊びに来るのを待ちあぐねて、ドアの外で引っ掻く音やニャーと鳴く声がよく聞こえました。私が部屋から出ると、私たちは共にひと時を過ごしたものです。



私は、トミーのそばにいると相変わらず呼吸の問題はありましたが、ある日、私は喘息の根底にある恐怖心に取り組む必要があることに気づき、取り組みたいと思うようになりました。私は、愛に対して心を開くことへの恐怖で、肺を締め付けていたのです。肉体的なアレルギーに加え、感情的にも、呼吸ができないことや人を愛せないことを恐れて、症状を悪化させていたのです。私はこのソウル(魂)を愛し、トミーともっと一緒にいたいと思いました。私は新たな薬物治療や新たな日課を開始すると、恐怖心がなくなり、安心して暮らすことができるようになりました。

いくつかの呼吸法を開発し、トミーから感じる愛と、彼に与える愛に集中することで、私の呼吸は改善されました。私は、過去の人間関係で深く傷つき、それをまだ引きずっていることに気づきました。トミーを愛したことで、私の心は再び愛を見つけるために開かれたのです。その結果、私は未来の夫を見つけることができました。

トミーは永遠に私の心の中にいます。彼は私に愛の法則と、それがどのように恐怖を克服することができるかを教えてくれました。そのおかげで、私たちを愛し、私たちが愛を返す魂たちに感謝することができるようになりました。動物もまた魂です。動物たちは私たちに人生について多くのことを教えてくれ、貴重な教訓を学ぶ手助けをしてくれます。


英語版: Learning About Love from My Cat Tommy




2023年2月27日月曜日

ガラガラヘビと日陰を共有する

 Gai Lawson (カナダ)


エッカンカーの生徒である私は、私のスピリチュアル・ガイドであるマハンタが、しばしば私を神の愛の傘の下にかくまい、時には私を取り巻く狂乱の世界から休息を与えてくれることを理解しています。昨年、私たちが引っ越したときも、この神の愛が私を支えてくれました。

私たちは国を横断して、半乾燥地帯に引っ越しました。近所は草原地帯で、セージブラシなどの小さな灌木はありますが、大きな木はありません。森は遠くかなたの、広い川の谷間を隔てた山頂の方に見えます。私たちが暮らす丘陵地には日陰がないため、日差しが強く照りつけます。



その夏は例年にない猛暑で、動物たちにどんな影響があるのだろうと思っていました。幸いなことに、私たちの住む場所は、シカ、コヨーテ、マーモット、多くの鳥(チュカー、ハクトウワシ、カラス、大鴉、さまざまな小鳥)、ネズミ、ガラガラヘビなど、たくさんの野生生物がいる谷のそばです。鳥は水辺や日陰に飛べばいいし、大きな動物は水を探せばいいということはわかりましたが、ネズミなどの小さな生き物はどうなのでしょう。

地元のハイキング・コースで、ガラガラヘビの邪魔をしたり、嫌がらせをしたりしないよう警告する政府の公式看板を見たことがありました。近所の人からも「ガラガラヘビに気をつけろ」と言われました。近所のソーシャル・メディア・サイトでは、ガラガラヘビが目撃された場所のお知らせがしばしば投稿されました。ヘビが残っていれば、地元のヘビの専門家がその生物を取り除き、人間から安全な丘の上の自然のテリトリーまで運び、またその逆も然りです。ヘビの体に宿った魂というと、人々は恐怖で鋭く反応する傾向がありました。



ある暑い日の午後、私はトマトの鉢植えから雑草を摘み取ることにしました。私は庭の花壇を慎重に横切って日陰に入り、小さな雑草に手を伸ばしましたが、凍りついてしまいました。ガラガラヘビと顔を突き合わせる状況だったのです!それから私はリラックスし、心を静めて、この美しい生き物が庭の境界線と物置の陰で休んでいるのをただ観察しました。私は日陰にとどまりながら、慎重にその場を離れました。蛇が私を見ているように、私も蛇を見続けました。その繊細な色合い、皮膚の模様、頭の形、しなやかな体つきに、私は魅了されました。



そのとき、私は警戒心を抱くことはありませんでした。むしろ、ガラガラヘビを見たことがない私は、好奇心を覚えました。おそらく蛇も人間を見たことがなかったのでしょう。私たちはお互いを観察し続け、日陰の静けさの中で信頼と仲間意識を感じました。ヘビは直射日光を避けて涼むために、この日陰でしばらく休んでいるような気がしました。

私は蛇の来訪に驚きを感じ、その美しさを目の当たりにし、また蛇が私の周りでとても静かで穏やかであることに注目しました。そして、蛇の訪れに対して、愛と感謝の気持ちが沸き起こりました。神様の小さな生き物の一人である蛇が日陰を見つけたのと同じように、聖霊であるエックは、私にマハンタの愛の保護のもとで避難する方法を示してくれたのです。

 

英語版: Sharing Shade with a Rattlesnake

 


2023年2月15日水曜日

猫が教えてくれたこと―「愛は永遠である」

Jamie Obakponovwe(アメリカ)

 

新しい家と仕事のリズムに慣れてきた頃、夫と私は姉妹である2匹の仔猫、ウィルマとルイサを迎え入れました。彼女たちは瞬く間に私たちの暮らしに光をもたらし、それぞれに特別な方法で絶えることのない無条件の愛を与えてくれました。

ウィルマは活発なおてんば娘である一方で、ルイサはおとなしく、穏やかに周囲の様子を見守るような猫でした。ルイサはよく、ランプ・シェードの下に、スッと背筋を伸ばして座って、静けさと充足感を体現していたものでした。




そんなルイサが突然、亡くなってしまったのです。夫と私は心が壊れそうなほど、打ちひしがれました。いつも、そこにいた彼女は、突然いなくなってしまったのです。それからの数週間、私は振り払うことのできない悲しみの中にいました。彼女のことが頭から離れず、どれだけ彼女を愛しているか、そして彼女が私たちの人生にやっててくれたことにどれだけ感謝しているかを伝えるチャンスを、たった一度でいいからほしい……と思いました。

そこで私は、スピリチュアル・ガイドであるマハンタに助けを求めました。どのようにしてつながるのかはわかりませんでしたが、私はガイドであるマハンタに身をゆだね続けました。


 ひな鳥からのサプライズ

ルイサが亡くなって数ヶ月後のある土曜日の朝、夫がランニングに行こうとして家を出ました。その1分後に玄関のベルが鳴りました。ドアを開けると、夫が立っていて、地面を指さしながら、「このひな鳥を助けなくては」と言いました。

木の下に、ひな鳥が背筋をのばしてじっとしていました。羽根が生えそろっていたので、木から落ちたばかりで怪我はしていないのだろうと思いました。

よく見てみようとそばに寄って顔を近づけても、ひな鳥は全く平気な顔をして、元気そうです。でも、怪我をしているかもしれないと、私はタオルと箱を探しに家に入りました。

戻ってくると、ひな鳥はまだ木の下にいました。私はそっとひな鳥を抱き上げ、肩にのせてみました。ひな鳥は私に抱かれて満足したようで、私の肩に寄りかかってきました。

この時、私はこのひな鳥と一緒に座って、次に何をしたらよいか、考えることにしました。私は静かに「HU」(ヒュー)を唱え、心を落ち着かせました。このひな鳥を助けるために次に何をすべきか、マハンタの導きを求めました。

その後、ひな鳥を箱に入れ、家に戻ってオンラインで調べてみると、ひな鳥を木に戻して、母鳥に任せればよいのだと分かったのです!

どこへ行ったの?

私が外に戻ってきた時には、箱の中は空っぽでした。私は中庭の家具の下や茂みの中を探しました。最初に鳥を見た木の下を、さらに庭も探してみました。しかし、どこにもいないのです。

振り返って中庭を歩き始め、上を見ると、あのひな鳥が木の上で静かに座っているのに気づき驚きました。どうやって木に登ったのだろうかと思いましたが、やはり怪我はしていないようです。

木に近づいていくと、ひな鳥は枝を飛び降りて、私たちのすぐそばまで近づいてきました。そして、ひな鳥はほんのちょっと首をかしげ、私たちは見つめ合いました。




ひな鳥が私を見ている間、私の心は愛で満たされました。私にとって、愛を感じる事は、常にマハンタの存在を示すサインなのです。突然、私は 「ルイサ?」と言いました。

ひな鳥はそれを認めるように首を伸ばし、うなずいたのです。

私は、にわかには信じられない思いで、「ルイサ、本当にあなたなの?」と尋ねました。

ひな鳥はもう一度小さな首を高く伸ばし、再びリラックスして私を見つめました。私の心は愛でいっぱいになりました。ルイサはまさに今、私の目の前にいると知ったのです。ルイサが、いつもリビングのランプの下に座っていたように、そのひな鳥も背筋を伸ばして座っていたのです。

時は止まったままでした。魂と魂の間で、愛の想いが私たちの間を行き来しています。私はようやく、心の中にあるものをすべて彼女に伝えることができました。どれだけ彼女を愛しているか、彼女が神聖な愛について教えてくれたことにどれだけ感謝しているか、そして彼女がこの小さな鳥の体で、新しい自由を体験するのを見て、どれだけ幸せかを伝えました。


私の証明

ルイサが猫だった頃、お腹を撫でられるのがとても好きだったのをふと思い出しました。今でも好きなのだろうかと思い、そっと優しくなでてみました。ご覧のようにルイサは今でもお腹を撫でられるのが大好きでした!


しばらくお腹を撫でていた後、私は木から数歩下がりました。母鳥が彼女のもとに飛んできました。枝から枝へと小鳥の親子は互いに追いかけて木の上まで行き、そして飛び去っていきました。

この経験から、何週間も抱えていた悲しみが晴れました。私はすべてが本来の場所にあることを実感しました。

今でもルイサに会いたい気持ちはありますが、今は彼女のことを考えると楽しい思い出が蘇り、この瞬間を共有できたことを感謝しています。私は、私たちの愛は、ソウル(魂)として永遠であることを知りました。


英語版: A Cat Teaches that Love is Eternal


2023年1月30日月曜日

ナイジェリアにて一頭の馬に「HU」(ヒュ-)を歌う

By Daniel Nseyo, ナイジェリア


ある静かな朝、私はビクトリア・アイランドにある事務所に向けて車を走らせていました。そこは、大西洋岸にほど近く、ラゴスでは洗練された大都会です。最初は混んでいなかったのですが、信号機の故障で交通量が増えてしまいました。そのため、私は車の中で一人、故障が直るまで待たなければなりませんでした。ただ、一人きりでいる時間は長くありませんでした。

 高速道路に沿って、私の車の近くには芝生の中央分離帯があり、車線が区切られていました。市議会は最近、この青々とした芝生を守るためのオレンジ色の柵を建てました。

この芝生には時おり、高級住宅地や、オフィス・ビルが建設されているクラモ・ビーチから、市内に迷い込んでくる馬が集まってくるのです。埋め立てられたビーチの厩舎では、観光客や旅行者に乗馬を提供しています。これらの厩舎から逃げ出したと思われる群れからはぐれたが、高速道路の中央分離帯で草を食べているのをよく見かけます。

車中で座っていると、私の窓一枚を隔てたところに、1000年以上前に北アフリカからナイジェリアに移動してきた大型品種のバルブ種の馬が立っていました。この種の馬は気性が荒いことで知られていますが、私の新しい渋滞の友は、緑の茂みの上で満足げに草を食み、私を無視していました。



「ただの動物」

国によって、あるいは人によっては、この大型の生き物を下等な動物としか見ない人もいるでしょう。しかし、この馬を見ているうちに、私はこの馬が「ソウル(魂)」であることがわかり、感謝の気持ちが沸きはじめました。私はこの馬を肉体以上の存在で、「ただの動物」 ではないと思えました。いったいソウル(魂)はあの肉体の中で、どのようにすべてを生かすことができるのだろうか?今回の人生で、このソウル(魂)は馬として最高の生涯をすごせるのだろうか?と不思議に思いました。

突然、すべてのソウル(魂)は神の愛に反応するという気づきが私に沸き起こりました。人間や馬の姿の違いにかかわらず、このソウル(魂)に愛を与えよう。どんな姿のソウル(魂)にも愛を与えるということを試してみようと思い、神への愛の歌として歌われる非指示的な祈りである「HU(ヒュー)」を唱えることにしました。HU(ヒュー)は、何の期待もない普遍的な言葉である愛を表現しています。

私はこの馬の魂への愛と感謝で心を満たし、心の中で静かにHU(ヒュー)を唱えました。すると驚いたことに、馬は草を食むのをやめ、耳を動かし、「HU(ヒュー)」の内なる音を探すように辺りを見回し、私を見つめました。次に、馬は歯を見せて、満面の笑みを浮かべたのです。私たちがしばらく微笑みを交わした後、馬は再び草を食べ始めました。



すべての生命への愛

車が再び動き始めたので、私は仕事に向かう車の中で、群れからはぐれた馬との、ソウル(魂)とソウル(魂)のつながりについて考え続けました。ソウル(魂)として、私たちは神性知識を持っています。エックの教えやHU(ヒュー)を唱えるなどのスピリチュアルなエクササイズは、私たちの心の中にすでにある神への愛を魂に呼び覚まします。この馬は、HU(ヒュー)の中に神の愛を感じ、それを私に返してくれたのだと思います。

私はこの経験を通して、動物は肉体を超えた存在であることを感謝と共に理解しました。動物は人間の言葉で自分を表現しませんが、ソウル(魂)として神の愛を感じ、愛によって他の生命体と交流しているのです。

 


英語版:  Singing HU to a Horse in Nigeria


2023年1月9日月曜日

夢の猫-魔法を私の心に

Stacey Rae Lake (カリフォルニア)


ある日の午前2時半、私は体の中を突き抜けるようなエネルギーで、目を覚ましました。ベッドに座っていると、私のスピリチュアル・ガイドのマハンタから内なる声が聞こえてきました。その声は私にこう言いました。「パソコンに、次の言葉を入力しなさい。『ペルシャ猫のレスキュー』」と。

私はすぐに起き上がり、パソコンに向かって、グーグルの検索ボックスにその言葉を入力しました。検索結果の1つをクリックすると、素晴らしい写真が表示されました。それはアブラ・カダブラ・ボスレーという名前の美しいペルシャ猫でした。写真の情報によると、この猫の飼い主は最近癌で亡くなったのですが、その方のお姉さんはすでに2匹の猫を飼っており、この猫の面倒を見ることができなかったのです。

当時、私の夫のジョンは癌と闘っており、余命1年を切っていました。私たちは以前、ルドルフ・バレンチノという素晴らしいペルシャ猫を飼っていました。ジョンも私も彼をとても愛していました。

バレンチノがすでにおじいさん猫になっていたときに、私たちは彼を保護したのでした。バレンチノが年齢と体調不良のために亡くなり、私たちの悲しみは耐え難いものでした。彼を失ってから2ヶ月が経った頃、「ペルシャ猫のレスキューを探せ」という夢からのメッセージを受け取ったのです。マハンタは、私たちの心がまた開き、他の猫を愛せるようになることを知っていたのでしょう。 





愛の花が咲く

私はシェルターでボスレーの世話をしている女性に、メールを送りました。彼女は、私がボスレーを見つけたときの話を聞いて、「この猫は間違いなく、あなたたちご夫妻の猫ですよ」と言ってくれました。

ジョンはボスレーの写真を見て、このソウル(魂)は私たちを必要とし、私たちも彼を必要としていることがわかりました。ボスレーは車で6時間のところに住んでいましたが、ジョンは化学療法で体調を崩していたにもかかわらず、この子を迎え入れるためにすぐに車で行こうと言い張りました。私たちは意気揚々と、アブラ・カダブラ・ボスレーを迎えに行きました。

一目惚れでした!ボスレーはすぐにジョンのところに行き、仰向けになって、彼がお腹をさすってくれるのを待っていました。夢でボスレーを見つけるようにと誘導されたのは私だったのにと、実はちょっぴりプライドが傷ついたのでした。 


ボスレーからの贈り物

私たちが家に帰る頃には、ジョンは痛みで横になっていました。愛する夫が苦しむのを見るのは、心が痛みました。

私はソファの上で丸くなり、泣き声がジョンに聞こえないように頭を低くしました。すると突然、ボスレーがソファに飛び乗ってきて、モコモコの顔を私に近づけ、耳のそばで丸くなりました。耳元でハチドリが羽ばたくような、信じられないような音がボスレーから聞こえてきました。今まで聞いたことのないような音でした。

この音は、私の中に深い喜びをもたらしました。悲しみは遠のき、強さとバランスを取り戻しました。私は、この猫の名前がアブラ・カタブラなのは当然だと思いました。彼は魔法使いのようです。

後に友人が話してくれたのですが、アブラ・カタブラはヘブライ語で 「私が言ったとおりに、創造する 」という言葉から来ているのだそうです。

マハンタからの贈り物はなんて素晴らしいのでしょう。この猫の名前は、言葉がいかに世界を創造する力があるかを思い出させてくれます。




偶然ではない?

シェルターの女性は、ボスレーの生育歴を私に渡してくれました。前の飼い主が亡くなった818日と書かれたメモリアル・カードを見て驚きました。それは、ルドルフ・バレンチノが亡くなった日と同じでした。天国で、完全にルドルフとボスレーが入れ替わっている様子が思い浮かびます。ボスレーの前の飼い主のリンさんにはルドルフ・バレンチノが、そして私には彼女の愛すべきボスレーがいるのです。エック、聖霊の計らいは、心憎いですね。

               

特別な猫のための特別な処置 

私たちはアブラ・カダブラ・ボスレーの名前をボズと短くして、私たちに奇跡をくれた彼にさらに感謝の気持ちでいっぱいになりました。ジョンが亡くなる前に、ボズは大きな慰めをジョンに与えてくれました。ボズは、癒しの愛の力で奇跡のような能力を発揮し続け、毎日、私に笑いと喜びを与えてくれています。毎朝、モコモコのヒゲを生やした彼の顔を見るのはとても楽しいのです。

ボズは前足で私の手をこねるのが好きです。時には私の腕に巻きつき、私を引き寄せます。私の頭の横で寝て、私と一緒にテーブルで食事をします。市販されているあらゆるキャット・ファウンテンから水を飲ませようとしても、彼は蛇口からしか飲みません。私は、彼の喉が渇いたときに蛇口をひねってあげる、幸せな人間の下僕です。

私は時々、自宅で「サウンド・オブ・ソウル」というイベントを開催しています。神への聖なる愛の歌の「HU(ヒュー)」をみんなで歌ったり、スピリチュアルな話題について話し合ったりする場です。ボズは自分の椅子に座って参加します。

私がボズにお箸で食べさせることを、ボズも私も楽しんでいます。友達には「甘やかしすぎ」と言われますが、ボズは日に日に愛情深くなっていきます。彼は私たちの城の王様です。彼にはそれがふさわしいのです。亡き夫は、私がボズを必要とすることを知っていました。彼は正しかったのです。この猫は、私の人生でいちばん困難な時に、いつも私のそばにいてくれました。

私を目覚めさせ、ボズへと導いてくれたドリーム・マスターのマハンタに感謝します。この貴重な贈り物と、再び愛を与え、受け取る機会を与えてくれたエックに感謝の気持ちでいっぱいです。

  

コンテンプレーション(スピリチュアルな観想)の種

 

スリ・ハロルド・クレンプ著『How the Inner Master Works, Mahanta Transcripts, Book 12』の一節を読みながら、この物語に込められたスピリチュアルなメッセージに思いを馳せてみてください。

あなたが夢を理解し、その働きを理解しているのであれば、あなた自身の生活の中で次のステップを踏むためにその夢を利用することができます。

効果的な方法としては、エックのスピリチャル・エクササイズと一緒に夢を使うことです。エックのスピリチュアル・エクササイズとはどのようなものですか?

とてもシンプルなものは、「HU(ヒュー)」を唱えることです。就寝時に5分から10分程度行います。これにより、あなたの意識をスピリチュルな状態にします。

そして、目を閉じたら、特別な夢を見ようとする意図は忘れてください。ただ、心を愛で満たして、眠りに就くのです。これを毎晩続けていくと、やがて夢が違った意味を持つようになります。

今まで夢を見なかった人も、急に夢を思い出すようになるでしょう。夢は、ここ(この世界)でより幸せで、より精神的な生活を送るための鍵となります。

 

英語版: The Dream Cat--Magic to My Heart