Jonker Tomasoa(オランダ)
何年か前に、妻と私はケニアにいる親しい友人と彼女の家族を訪ねました。その国に行くのは初めてのことでした。友人が4年前に結婚したとき、私は彼女のベストマン(新婦の介添人)を務めました。私たちは血縁関係ではありませんが、彼女は私のことをマレー語で兄を意味するAbang(アバン)と呼んでいました。
彼女を訪ねてケニアに滞在中、3日間のサファリでマサイ・マラ野生動物保護区に行きました。私はそれまで一度も行ったことがありませんでしたが、どこまでも続くアフリカの平原と、そこに生息する動物たちに強い絆を感じました。また、タンザニアやケニアの一部に住む赤い服を着たマサイ族の人々にも親近感を覚えました。ライオン、ゾウ、トムソン・ガゼル、ヌー、バッファロー、キリンなどの野生動物が、見渡す限りの広大な乾燥した草原を駆け巡っていました。
ある日、筋骨たくましいバッファローの群れが背の高い草を揺らしながら草を食んでいるのを見て、私は自分の心がいかに平穏であるかを実感しました。その静観的な状況に浸っている時、私は自分の前世がケニアにあったのではないかと思うようになりました。そうであれば、この場所との瞬時で強い結びつきを説明することができます。
休暇から戻ると、ホーム・シックのような気持ちに襲われました。ケニアで感じた大地や野生動物とのつながりを、心の底から求めていたのです。マサイ・マラの平原を思い出すと、涙が出るほどの気持ちのつながりを感じました。私にとってそれは普通の感覚ではありませんでした。そして、それに何ヶ月も悩まされました。
ある日、私はなぜ涙が出るのかを知るために、スピリチュアル・エクササイズを行いました。まず、神への愛の歌である「HU(ヒュー)」を何度も唱え、静かにコンテンプレーション(スピリチュアルな観想)を行いました。心の中でインナー・マスター(内的なマスター)であるマハンタに「なぜ私がこのような気持ちの上での絆を感じているのかを教えてください。そして、なぜケニアなのでしょうか?」と尋ねてみました。
突然、魂としての自分が、ミネソタ州チャンハッセンにあるエックの神殿に向かって歩いているのが見えました。ミネソタ州チャンハッセンにあるエックの神殿は、ローマ・カトリックのバチカンのように、この惑星における私たちのスピリチュアルなセンターです。2枚のガラス扉には「H」と「U」が描かれていました。中に入ると、あちこち歩き回って、最後には内側の聖域にたどり着きました。そこではインナー・マスター(内的なマスター)であるマハンタが私を待っていました。部屋の中には天使のような他の霊的な存在を感じましたが、彼らを見る事はできませんでした。
次に、マハンタは大きなスクリーンで私の過去世をみせてくれました。私は自分が3頭のライオンを従えた、放浪の薬師であることを知りました。私がマサイ・マラの平原や野生動物に憧れるようになったのは、その素晴らしい、平和な生活に起因していました。その生活が長く続いた後、私はライオンの仲間たちと別れなければならず、とても心が痛みました。
「どうしたらこの悲しみやホーム・シックな気持ちから解放されるでしょうか」とマハンタに尋ねると、彼は優しく、親切に注意深く私の心に触れてくれました。
このスピリチュアルな体験からもどってくると、私の気持ちに変化が見られました。感情的な悲しみや郷愁の感覚がなくなっていたのです。感情的な重苦しさがなくなったのです。魂として、私は再び精神的な自由を手に入れたのです。
エッカンカーの道で利用できるツールとマハンタの助けを借りれば、誰でも人生に対する深い洞察力を得て、心を癒すことができるのです。
うまくいきますよ。それがどんなことでも、マハンタに助けを求めてみてください。
コンテンプレーション(スピリチュアルな観想)の種
Harold Klemp著「Past Lives, Dreams, and Soul Travel」からの一節を熟考することで、この物語に込められたスピリチュアルなメッセージに思いを馳せてみてください。
新しい場所を旅していると、夢の中でそこで過ごした過去世が明らかになることがあります。これらの夢は、習慣、好きなこと、または恐れを明らかにします。それは昔に得た、または失ったものを示しています。ソウル・トラベルは、今の自分を形作っている基盤を見直すチャンスでもあります。
さあ、気づきに意識を向け、旅に出てみましょう。
英語版: Homesick for the Lions of Kenya
私も海外にいる時に、過去世を思い出したことがあります。
返信削除まず意識することが大事なのですね。日々、意識を向けて暮らしたいと思います。
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