2022年5月1日日曜日

トンボが教えてくれた、大事な贈り物

 


Dana Lovell (アメリカ)

 

ある朝、友人のカリーナと私は、「あなたが知っている聖なる真実とは何ですか?」という質問を含む、スピリチュアルなエクササイズをしました。(この語の最後にある「コンテンプレーション(スピリチュアルな観想の種」をご参照ください)。

私は自分にとっての聖なる真実を次のように考えました:

神は愛である

-  神はすべての人を平等に愛する

-  愛には限界がない

-  神の聖なる愛はすべての生命をつなぐ

最後の「神の聖なる愛がすべての魂をつなぐ」に注目することにしました。私の内なるガイドであるマハンタに、この真実の確信を深めるための体験をもたらしてくれるようお願いしました。

その日のうちに、カリーナと私は、花と新鮮なラベンダーの香りがする小さなブティックに行きました。カリーナが買い物をしている間、私は外に出てお店の前で待つことにしました。

お店の窓の近くに立っていると、大きな羽音が聞こえてきました。窓の中を見ると、きれいなトンボがディスプレイに閉じ込められていました。そのトンボは、もう一度逃げようと、必死でもがき、羽音を立てていましたが、なかなか飛び立つことができませんでした。

心の中で、助けを求める声が聞こえてきました。私は聖なる愛を象徴するマハンタの助けを借りて、そのトンボを助けるために何ができるかを考えながら店に入って行きました。私は心の中でHUを優しく唱え、心は、神の愛で満されました。

私はトンボに手を近づけましたが、トンボは飛び去ってしまいました。

 


 今では、店員とカリーナは、私を見ていました。店員は、トンボの存在に気付いていましたが、ディスプレイの関係で、どうやって外に出してあげたらいいのか分からないと言いました。カリーナは、その状況に愛と応援を込めて、心の中でHUを唱えました。

私は、閉じ込められたトンボにできるだけ手を近づけました。そして優しく語りかけました「指先に止まって。そしたら、自由になるよ」と。

私は、そっとトンボの羽に触れ、その体を手で包み込むことができました。そして、私はトンボを陳列窓の外に連れ出しました。

外に出て手を開くと、トンボは私の人差し指にとまりました。とてもきれいでした!近くの植物の上に置こうとしましたが、指の上に残っていました。

トンボが私の指を通して愛のバイブレーションを送っているのを感じました。トンボ流で「ありがとう」と言っているようでした。私はトンボと同じように、神の愛が私たちをつないでくれたことに感謝しました。

私が指を空に向けて上げると、トンボはうれしそうに飛び立っていきました。自由!  私とカリーナは顔を見合わせ、涙ぐみました。

私は、この体験が、その日の朝のスピリチュアルなエクササイズとまさに一致していたことに気づきました。神の愛が私とトンボを結びつけ、魂と魂を結びつけ、心の体験をさせてくれたのです。私はこの真理に対する理解を深め、心の中で満面の笑みを浮かべました。

スピリチュアル・エクササイズが約束してくれた通り、この体験はかけがえのない贈り物となりました。

 

コンテンプレーション(スピリチュアルな観想)の種

この物語に込められたスピリチュアルなメッセージを、ハロルド・クレンプ (Harold Klemp)著『Spiritual Exercises for the Shariyat, Book Twoの一節を使って考えてみましょう。

真実を深める

あなたが知っている聖なる真実とは、なんですか?

目を閉じて、数分間HUを唱えてみてください。答えが浮かんできたら、一番、ピンとくるものに意識を合わせましょう。それは、気持ちや考えあるいは経験かもしれません。

* * *

マハンタは、あなたの真実の確信を深めるために、あなたの内的または外的な生活の中で経験をもたらしてくれるでしょう。

大事な‥贈り物です。

 

 

英語版 :  Animals Are Soul - A Dragonfly Brings a Priceless Gift

 

2 件のコメント:

  1. 動物が私たちにスピリチュアルなメッセージを伝えてくれるなんて、面白いですね。

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  2. 神様の愛は、人間にも動物にも平等で魂だからお互いに愛を共有できるんですね。

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